2015年08月03日
次世代MP40改MP38
今回はAGM製MP40改MP38です。
ショウエイのキットとその他の追加加工を施した物からの
加工になります。
事の始まりは1通のメールからで、
最高のゲップをお願いします。
って事でした。
ハイさっぱり意味が分かりません。
ゲップ→炭酸飲料→炭酸→CO2!?
こりゃアブナイ依頼に違いない。
テキトーに理由をつけて断ろう。
って思っていたのですが、
メールのやりとりで勘違なのがわかりました。
ゲップ→MP38通称ゲップ銃って呼ばれているらしいです。
とりあえず作業依頼をお受けしたのですが
この方、とんでもないコダワリのある方で
生半可なゲップでは満足していただけそうにないので
トコトン追求する事になりました。
製作期間 約2ヶ月
まず元の状態は見た目はMP40とアチコチ違い
独特の形です。
もった感じがガタガタのグラグラなのと
もったりとした塗装で汚くはないのですが
金属感が無いというかトイガンなんですよね。
撃った感じも中華特有のギア音と低い初速
もちろん電動なので反動もなくロマンのない撃ち味。
そんなわけで
徹底的な改修を施しました。

まず問題なのがレシーバー後部がバッテリースペースの為
その部分の剛性が無くサイドパネルでなんとか剛性を出しているので、
新規にサブフレームを作って搭載しました。
これで後方の剛性を確保して
前方はコレが問題↓

コノ部品の下からロックピンを差し込むのですが
位置がズレてます。

メカボックス前方がマガジンキャッチの軸に当たり前まで行きません。

なのでメカボがチャンバーまで届いてません。
この辺の不具合が初速の低さとフロントのガタなんだと思います。
なので加工と調整を繰り返して

苦労の結果無事にメカボも前に届き、
初速の向上とフロントのガタをなくしました。
あとはお決まりの中華な感じなので普段どおり調整いたしました。
それと今回のキモの次世代化です。
バッテリースペースに300g(次世代M4と同じ重さ)のリコイルウエイトを搭載して
バッテリーをグリップ内に移動させました。

ほんの少しだけフレームを削ると電動ハンドガンのリポが搭載できます。
今回のフレームの切削はココだけでした。
作動動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=h8DP9G1U5bE
https://www.youtube.com/watch?v=HQh90UXG83g
ハンドガン用のリポでも快調作動いたします。
外観の方は塗装を全て剝離してブルーイングいたしました。
今回の外観の変更点
テレスコピック風ボルトです。
3段テレスコピックな動きはしませんが射撃に連動してます。
マズルからバレルが見えません。

ボルトを引くと内部にダミーカートが見えます。
このような感じで今回は
お客様のご希望をカタチにいたしました。
Posted by ブラックホーキンス at 21:25│Comments(2)
│カスタムガン
この記事へのコメント
自分も以前初速が低過ぎ、安定しないとmp40の修理を承ったことがあります。その時は例の穴がガバガバだったのでチャンバーをフリーにしてM4方式にスプリングでメカボと密着させるようにしました。そしたら規制値ギリギリでド安定しました。
後日インドアゲームの時その銃でおでこを打ち抜かれました。千昌男みたいな血豆ができました・・・。治すんじゃなかった・・・。
後日インドアゲームの時その銃でおでこを打ち抜かれました。千昌男みたいな血豆ができました・・・。治すんじゃなかった・・・。
Posted by 万咲月太
at 2015年08月08日 13:34

万咲月太様
コメント有難う御座います。
中華系はメカボックスの固定がテキトーな物多いですからね。
今回の固体はアッパーが国産でロアが中華なので
合わない前提で考えないと駄目ですよねぇ
コメント有難う御座います。
中華系はメカボックスの固定がテキトーな物多いですからね。
今回の固体はアッパーが国産でロアが中華なので
合わない前提で考えないと駄目ですよねぇ
Posted by ブラックホーキンス
at 2015年08月12日 20:44
