2017年04月04日
失敗しないミリオタ向け塗装術

今回は塗装初心者向けの失敗しない缶スプレーでの塗装方法を書いてみます。
なにげに缶スプレーって使った事無いとか
何度やっても上手くいかないとかよく耳にします。
缶スプレーは基本を覚えると凄く簡単な道具で便利です。
まず塗装前にやるべきこと。
①部屋でする場合は換気扇や窓を開ける。
②ガス警報機を外す
③塗装対象物を400番~600番程度の紙やすりで表面を荒らします。
④塗装対象物をアルコールやベンジン等で綺麗にする。
⑤缶スプレーを腕が疲れるくらい振る(メタリックは3分ぐらい)
②は意外かもしれませんが近くにガス警報機があると作動してビックリします。
まず基本となる吹き方は

コレは駄目な吹き方です。
対象物の上から吹くと塗料がいっぱい乗ってタレます。

基本は対象物から外した所でスプレーを噴射して横移動させます。
移動速度は慣れないうちは卓球の素振りくらいです。
※ 缶スプレーのノズルは横吹き用なので決して縦に動かしたらいけません。
この時の対象物までの距離は500~1.5リットルのペットボトルぐらいの距離を開けます。
缶スプレーは近いと塗料が濃くて細く遠いと塗料が薄く幅も広くなりますが粒子は粗くなります。

スプレーを止める時は対象物の外で止めます。
上記が基本になります。
ここで裏技を一つ
缶スプレーを素早く簡単に塗装する技です。
それは
スプレー缶を一往復させたらドライヤーで強制乾燥させます。
薄い塗膜だとドライヤーですぐに乾燥しますので
それを数回おこなう事で
吹きすぎによるタレも防止できますし
少ない塗料でしっかりと色が着きます。
しかも乾燥させながらなので
割と早く手で触れるようになります。
基本はコレだけです。
たぶんコレだけで今までよりも上手く塗装できると思います。
技術的な部分をまとめると
①スプレーは横移動
②距離はペットボトル
③対象物から外して吹き始め対象物から外した所で吹き終わる。
④薄く吹いてドライヤーで強制乾燥を繰り返す。
あと
缶スプレーは米国製のヤツとかをよく見かけますが
アレはノズルが本当に駄目なので最後まで綺麗に使い切るのは難しいので
タミヤやグンゼのラッカー缶スプレーが簡単で綺麗なのでオススメです。
塗装する前に塗装用プライマーを吹くと
より強固に塗膜が密着します。
それと
裏技2
ナイロン装備を塗装する時のコツ
ナイロン装備ってスプレー吹いても染みこんで
色がなかなか着きません。
なので、
左手にドライヤーを持って右手に缶スプレーをもって
ドライヤーの熱風にスプレーの塗料を乗せながら吹き付けると
染みこみにくく粉っぽく塗料が付着してリアルです。
アフガンな砂ホコリを再現する時は
遠めでライトサンドを上記の方法で吹くと良いです。
今回はこんな感じですが
ザックリと塗装方法を書いてみました。