2014年09月06日
ARES/KACストーナー次世代化その4
そんなわけで次世代部分がワリと簡単にできあがったので、
悪評の高いマガジンに手をつけます。
ARESのマガジンは内部にゼンマイが無く銃本体内のモーターの電極から
配線を分岐させてそのままマガジンのモーターにダイレクトに繋いでる
超強引な強制給弾です。
電動ガンのモーターを回せるさせるバッテリーで
ミニ4駆のモーターを回すので、
確実に焼けます。
というか危険ですよね。
それと、
ある意味Wモーターなわけで電動ガン部分のサイクルも低下します。
それ以上に問題なのがバッテリーの状態で給弾性能が劇的にかわります。
満充電の時はマガジンの給弾が強すぎて2発給弾します。
逆にバッテリー残量が減ると給弾が追いつきません。
そんなわけなので
マルイ190連マガジンの部品を移植して
ゼンマイ巻上げ式電動給弾に改良します。
指で回すギアをARESとマルイの二枚を接着&ネジ止めします(TOP写真)
電池BOXとスイッチを設ければ完成。
本来ならココでマガジン完了なのですが
まったく調子悪いです。
スムーズに各部品が動きません。
弾もうまく拾いませんし弾も詰まります。
マガジンのインナー部品が一見マルイ190連なのですが
各部の寸法が細かく違うんですよ。
なのでカウンターウエイトも引っかかりますし
スプロケットもインナーフレームに引っかかります。
とりあえず削ったり調整でなんとかスムーズに動くようになりましたが
P90によくある給弾不良が多発しますので、
弾をきれいに流す清流板を取り付けてみたり
給弾ルートの取り回しも強引なので
長めのスプリングで無理のないルートに作りなおします。
あーでもないこーでもないと調整して約3日。
まったく改善されません。
時間ばかり掛かるのでマルイ190連のアウターケース以外全てを
ARESマガジンに合わせて加工して組み込んだら1時間で解決。
無駄な3日間でした。
マガジン単体での作動は最高です。
これで確実な給弾を実現!!
のハズでした。
銃にマガジンを装着して撃つと
4~5発に1発しか給弾しません。
?????なんででしょう??
チャンバーのパッキンが後ろ過ぎて弾が引っかかります。
ノズルも最後退時でもノズルの先端が給弾口からチラ見してます。
確実にどこかの寸法がおかしいです。
ノズルを下がるように加工したりパッキンを前に出したり
色々試したのですが、
給弾するように調整すると初速が50台
初速を調整すると94まで出ますが
給弾が安定しません。
まるでダメです。
メカボックス内部のパーツ寸法は基本的にマルイVR2なのですが
ノズル含め先のパーツの寸法がARESオリジナルです。
マガジンの給弾口に合わせる為にテキトーな寸法でなんとなく
作ったチャンバーとノズルっぽいです。
確実に言えるのがチャンバー位置が0.4ミリ前にずらさないと
いけないのですがノズル長とかの問題もあるので簡単にはできません。
ノズル&チャンバーが使い物にならないので
M4用ノズルとM4用のメタルチャンバーを改造して移植します。
チャンバーの上下の長さを合わせて銃本体の給弾ルートもそれに長さを合わせて加工します。
給弾位置の問題があるので結合部をクランクさせて
スムーズに弾が転がるようにします。
ここまでしても給弾が安定しません。
なんでだろ???
途方にくれてメカボックスを眺めていると
!!!!!!!!ん??
気が付きました!
メカボックス最前方(チャンバーの刺さるトコ)が薄い気がする。
マルイのVr2~6まで引っ張り出して
調べてみました。
マルイ製は全て厚さ3ミリ
ARES2.6ミリ
その差0.4ミリ
ズバリ答えはココです。
メカボの厚さが薄いくせに内部部品はマルイ寸法。
これじゃぁ寸法合いませんよ。
メカボックス前方の合わせ目が左右で段差が出来てるので
0.2面研して0.6ミリ延長しました。
これでやっと解決です1週間掛かりました。
給弾も安定して初速も90台です。
そこで気が付いたのですが、
あの強引な力任せの強制給弾は
各パーツの狂いを無理やり力で捻じ伏せるモノだったのですね。
ARESさん
完全に確信犯でしょうコレ。
そんなわけで次は完成品と動画です。
Posted by ブラックホーキンス at 23:22│Comments(0)
│カスタムガン