2014年02月20日
リコール情報
当方で製作したミニミカスタムの A&Kミニミ改 Extreme.Two A&Kミニミ改 Extreme.Three の二機種の
リコイルウエイト上とリコイルウエイト下を連結させるステンレスネジが折れるとの
報告が1件御座いました。
材質上ステンレスのネジは強いと思い込んでいたので使用していたのですが
微振動や断続的な衝撃には弱く折れてしまう事があるらしいと知りました。
必ずしも折れるとは限らないのですが
折れる可能性をそのままには出来ないので
強度的に強い
クロムモリブデン鋼SCM435のネジを強化代替品として
該当するお客様に郵送いたします。
作業自体は六角レンチで外して新しいネジに交換するだけですので
簡単に出来ると思います。
該当するお客様にはご迷惑おかけいたしました。
お問い合わせ
WEBショップmonster.element
http://monster666.thebase.in/
Posted by ブラックホーキンス at 22:30│Comments(2)
│カスタムガン
この記事へのコメント
ブラックホーキンス様はじめまして。
記事を拝見しました。
リコール措置のご英断、大変立派なことと思います。
その姿勢に共感し、老婆心ながら強度と疲労強度について申し述べさせていただきます。
強度とは引っ張り、破断する応力度で表わします。
一方、疲労強度は繰り返しかかると、強度より低い応力度で折れるため、
その安全値を定めたもので、通常の鋼は2/3程度ですが、SCM435などの高力ボルトの場合、
非常に低い応力度(安全率αが高い)になります。
高力ボルトは、一回の大きな荷重には強いものの、繰り返し荷重には決して強くありません。
使用されたSUSボルトがA2-70区分か、などが不明なのでどの程度改善するか、しないか
は判断致しかねますが、高力ボルトへの交換は繰り返し衝撃荷重への対策にならない
可能性もあることをご考慮下さり、場合によっては片持ち一点止めから複数ボルトへの
変更等もご検討下されば、と思います。
以下に技術資料のアドレスを添付致します(頭にhを付け足してください)。
ttp://jp.misumi-ec.com/maker/misumi/mech/tech/boltstrength.html
以上長文失礼致しました。
記事を拝見しました。
リコール措置のご英断、大変立派なことと思います。
その姿勢に共感し、老婆心ながら強度と疲労強度について申し述べさせていただきます。
強度とは引っ張り、破断する応力度で表わします。
一方、疲労強度は繰り返しかかると、強度より低い応力度で折れるため、
その安全値を定めたもので、通常の鋼は2/3程度ですが、SCM435などの高力ボルトの場合、
非常に低い応力度(安全率αが高い)になります。
高力ボルトは、一回の大きな荷重には強いものの、繰り返し荷重には決して強くありません。
使用されたSUSボルトがA2-70区分か、などが不明なのでどの程度改善するか、しないか
は判断致しかねますが、高力ボルトへの交換は繰り返し衝撃荷重への対策にならない
可能性もあることをご考慮下さり、場合によっては片持ち一点止めから複数ボルトへの
変更等もご検討下されば、と思います。
以下に技術資料のアドレスを添付致します(頭にhを付け足してください)。
ttp://jp.misumi-ec.com/maker/misumi/mech/tech/boltstrength.html
以上長文失礼致しました。
Posted by 赤い猫RRⅢ
at 2014年02月21日 15:13

赤い猫RRⅢ様コメント有難う御座います。
特殊なカスタムゆえに通常より耐久性の劣る施工なので
不具合などは絶対について回る事なのですが、
それを言い訳にしたような商売をしたくなかったので
今回の処置を実行いたしました。
容易に手に入るネジで
見た目が良く強いと勝手に思い込んでいた
のが今回の問題点でした。
やはり金属素材は使用用途と
使う場所を考えないと本来の能力を発揮できないのですね。
毎回作るたびに少しずつ工法や素材を変更してきたのですが
ネジの事までは頭が回りませんでした。
複数止めも考えていたのですが、
スペースの関係上、難しく
現状がM4ネジ+金属ブッシュ(のちに樹脂入り金属ブッシュに変更)
で連結しているのですが複数止めだと
M2.5の2本になってしまい
それはそれで怖いのでイロイロと考えた結果
高強度のネジと金属ブッシュの組み合わせになりました。
技術資料のHPのアドレス有難う御座います。
早速次回作の参考にさせていただきます。
色々と有難う御座いました。
特殊なカスタムゆえに通常より耐久性の劣る施工なので
不具合などは絶対について回る事なのですが、
それを言い訳にしたような商売をしたくなかったので
今回の処置を実行いたしました。
容易に手に入るネジで
見た目が良く強いと勝手に思い込んでいた
のが今回の問題点でした。
やはり金属素材は使用用途と
使う場所を考えないと本来の能力を発揮できないのですね。
毎回作るたびに少しずつ工法や素材を変更してきたのですが
ネジの事までは頭が回りませんでした。
複数止めも考えていたのですが、
スペースの関係上、難しく
現状がM4ネジ+金属ブッシュ(のちに樹脂入り金属ブッシュに変更)
で連結しているのですが複数止めだと
M2.5の2本になってしまい
それはそれで怖いのでイロイロと考えた結果
高強度のネジと金属ブッシュの組み合わせになりました。
技術資料のHPのアドレス有難う御座います。
早速次回作の参考にさせていただきます。
色々と有難う御座いました。
Posted by ブラックホーキンス
at 2014年02月23日 00:00
