2015年09月25日
M4A1 with M203
今回はLMT使用のM4の製作依頼でした。
外観はブッシュマスター製M203ショートハンドガードを付けた
普通ではない雰囲気の LMT M4A1 です。
これはボクも実物が存在しない
架空のハンドガードだと思っていたのですが、
デンマーク軍とかも使っている珍しい物らしいです。
実物が存在すると言っても手に入りませんし
マルイ製スタンダードM4のバレル長はインチキサイズなので
そのまま実物ハンドガードは取り付けられません。
そんな訳で
ショートハンドガードを製作しました。
203はG&PなのですがG&Pのハンドガードの素材が接着の効かない素材
なのでサンプロのハンドガードを加工して作りました。
極力忠実に実物を再現したのですが
本物は丸型ハンドガードキャップ用なのですが強度を確保できないので
そこは三角ハンドガードキャップ用にアレンジしてます。
それと、
サイドのグアトラントサイト対応用に逃がしの加工をしております。
203本体の取り付けもマルイ基部に対応してないので
その部分もマルイ対応に改造しております。
もちろんグラつきもなくガッチリ取り付けされてますし
フロントのQDでワンタッチで実物同様に取り外し可能です。
ランチャーの一部をフライスで削り取り
バッテリー搭載スペースをM4バレルとの間に800ミリのリポバッテリーを搭載しました。
M203の部分はこんな感じです。
M4A1の部分はマルイスタンダードM4にG&Pアルミフレームを組んだのですが、
このフレームがクセ物で
無理に組めば組め無い事もないのですが
そのまま組み込むと
メカボックスがトリガーピン付近を軸に
前方が上を向きます
幻想的に見えますがコレだけピン穴がズレてます。
フレームの下部の面出しが出来てないのと
各部の寸法が狂ってます。
各部を削って調整したのですが
フレーム内部までエンドミルが届かないので
メカボックス自体を加工しました。
これでメカボックスが水平に組めるようになりました。
それと付属のダミーボルトカバーが全然駄目でまったく引けません
曲面がRがメカボと合わず
むしろマルイのダミーボルトのがしっくりきます。
ですが引いても戻りが悪いです。
なのでダミーボルトシステムも一新して
マルイのダミーボルトに穴を開けて
塗装を剝離して旋盤跡を作ってブルイングしました。
その結果
ダミーボルトもスムーズに引けて半分まで下がるようになりました。
普通ならコレで完成なのですが
そこはMONSTER.ELEMENTです。
スタンダードM4なのにリコイル機構を搭載しました。
ストックパイプのサイズの関係上250g程度の重さ
なのですがスタンダードとは違うし次世代M4とも違う撃ち味になりました。


って言うわけで
こんな感じのM4が完成いたしました。